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業務用エアコン|取り付け業者の選び方と依頼を避けるべき業者の特徴

業務用エアコンの取り付け業者にはさまざまな選択肢があります。どこへ依頼しても同じというわけではありません。信頼性の低い業者へ依頼すると、高額な追加費用を請求される、設置後に不具合が発生するなどのリスクがあります。見積書の明確さや施工実績などを確認したうえで依頼することが欠かせません。本記事では、業務用エアコンの取り付け業者の選び方と、依頼を避けたい業者の特徴を解説します。業者選定の参考にしてください。

業務用エアコンの取り付けはどの業者へ依頼するべきか

業務用エアコンの購入先は、空調設備業者がおすすめです。購入から取り付けまで、ワンストップで対応してくれます。専門的な知識・技術を有するスタッフに、使用環境に合っている製品や設置方法を相談できる点もポイントです。建物の構造や設備の状況を踏まえたアドバイスを受けられます。なお、空調設備業者の中にはオンラインショップを開設しているところもあります。

販売専門のオンラインショップで業務用エアコン本体を購入して、別の業者へ取り付けを依頼することもできます。さまざまな製品を比較検討できることや時間や場所を問わず情報を集められることが魅力です。ただし、きめ細かなアドバイスは原則として受けられません。また、設置後に不具合が発生すると、責任の所在でトラブルになることがあります。

業務用エアコンの取り付けは、配管や壁裏の工事を要することが多い複雑な取り組みです。専門的な知識・技術が不足していると問題が生じやすいため、責任の所在が明らかで経験も豊富な空調設備業者への依頼が適しています。

業務用エアコン取り付け業者の選び方

続いて、業務用エアコンの取り付け業者を選ぶ際に意識したいポイントを解説します。

依頼したい場所が対応エリアに含まれているか

設置場所の工事に対応している取り付け業者の中から依頼先を選択することが重要です。業者により対応エリアは異なります。東京都23区のみ対応している業者もあれば、首都圏全域に対応している業者、全国エリアに対応している業者もあります。インターネットを介して依頼先を探す場合は特に注意が必要です。

また、オンラインショップで業務用エアコンを購入する場合は、配送地域も確認しておきましょう。ごく稀に、特定の地域を配送不可地域に指定していることがあります。工事の対応エリアや配送不可地域は、業者の公式サイトや問い合わせで確認できます。

どこまでの工事に対応してくれるか

依頼できる工事の範囲も確認しておく必要があります。業者により対応している工事は異なるためです。具体的には、以下のケースなどが考えられます。

【対応している工事の範囲】

  • 家庭用エアコンの取り付けに対応しているが、業務用エアコンの取り付けには対応していない
  • 業務用エアコンの取り付けに対応しているが、既存のエアコンの回収には対応していない

対応範囲が狭いと、工事そのものを依頼できなかったり、一部の工事を別の業者へ依頼しなければならなかったりする恐れがあります。無駄な手間がかかるため、業務用エアコンの提案から取り付け工事、回収まで一括で対応してくれる業者がおすすめです。

見積書が明確であるか

見積書のわかりやすさも確認しておきたいポイントです。「何にいくらかかるか」が記載されていれば、不明瞭な追加費用の発生を防げます。明細書に記載される主な項目は以下の通りです。

記載項目内訳
本体費用
  • 業務用エアコン本体の価格
設置工事費用
  • 室内機、室外機の設置
  • 配管工事
  • 現場諸経費など
撤去工事費用
  • 既設機器の撤去
  • フロンガス回収、処理など
電気工事
  • 配線
  • ブレーカー設置など
追加費用が発生するケース

以上の他にも、さまざまな費用がかかります。見積書に「工事費用一式:○○万円」などと記載されている場合は注意が必要です。内訳がわからないため、金額を評価できません。また「○○の料金が含まれていなかった」などの理由で、追加費用を請求されることも考えられます。詳細を明らかにしてから依頼することが大切です。

現地調査を行っているか

現地調査の有無も確かめておく必要があります。設置場所によっては、予定していた工事を行えなかったり、追加工事が必要になったりすることがあるためです。現地調査を省くと、想定外の費用が発生するリスクや工期が延びるリスクが高まります。計画通りに取り付け工事を行うために欠かせないプロセスです。また、業者によっては、現地調査を行ってから現場に適した工事方法を再提案してくれるところもあります。現地調査とその結果に基づく再提案を行ってくれる業者を選んでおくと安心です。

有資格者が在籍しているか

有資格者の有無も確認しておきたいポイントとして挙げられます。特定の資格がないと、一部の作業を行えないためです。具体的には、以下の資格などを求められることがあります。

資格の名称概要
第二種電気工事士低圧で受電する電気工作物の電気工事に従事できる
第一種電気工事士高圧で受電する電気工作物の電気工事に従事できる
冷媒フロン類取扱技術者フロンガスを使用する業務用エアコンの冷媒の充填、回収などに必要

全てのケースで有資格者を求められるわけではありませんが、在籍していると対応できる工事の範囲が広くなります。また、一定の知識や技術を有していることを、客観的に証明できる点も魅力です。有資格者が多数在籍している業者は、知識や技術のレベルが高いと考えることもできます。

フロンガスを回収してくれるか

業者を選ぶときは、フロンガスを回収してくれるか確かめておく必要があります。業務用エアコンの中には、フロンガスを冷媒ガスとして使用しているものがあるためです。このような業務用エアコンを廃棄などする場合は、法律に基づき都道府県知事の登録を受けた業者へフロンガスの回収を依頼しなければなりません。ルールに違反すると、ペナルティを課されることがあるため注意が必要です。依頼する業者が回収に対応している場合は、料金も確認しておくことをおすすめします。回収のみ別料金になっていることがあります。

アフターサービスが充実しているか

アフターサービスの有無、充実度も取り付け業者を選ぶポイントです。業務用エアコンを長期にわたり使用していると、さまざまなトラブルが起こり得ます。アフターサービスが充実していればトラブルに迅速に対応できます。依頼時に確認しておきたい点は以下の通りです。

【確認しておきたい点】

  • 定期メンテナンスの有無
  • 問い合わせ時間と問合せ方法
  • 担当者の配置
  • 対応にかかる時間
  • 図面など工事に必要な書類の管理

専任の担当者を配置していれば、手厚い対応を期待できます。また、工事に必要な書類を適切に管理している場合は、トラブルに速やかに対応できる傾向があります。万が一に備えて、これらのポイントを予め確認しておくことが大切です。

保証期間を設けているか

保証期間の有無も確認しておく必要があります。設置した業務用エアコンが、故障することもあるためです。保証期間内の故障であれば、原則として無償または低額な料金で修理を受けられます。業務用エアコンの保証は以下の2つに分かれます。

【2つの保証】

  • 機器のトラブルに対応するメーカー保証
  • 水漏れやガス漏れなどのトラブルに対応する施工保証

メーカー保証は業務用エアコンメーカー、施工保証は取り付け業者が提供します。保証期間の目安は1年程度です。ただし、業者の中には、施工保証を提供していないところがあります。自社で対応しなければならないため、施工保証を提供している業者に依頼することをおすすめします。

施工実績が豊富であるか

施工実績も必ず確認しておきたいポイントです。経験が浅いと、打ち合わせや取り付け工事を適切に行えない恐れがあります。また、実績豊富な業者は、多くの方から支持されていると考えられます。評価の高い業者ということもできるでしょう。

施工実績をチェックする場合は、自社と同じ業種・業態の実績を確認することが大切です。たとえば、カフェであれば飲食業界、特にカフェの実績が豊富な業者を探します。自社の施工に必要なノウハウを蓄積していると考えられるためです。業者の施工実績は、原則として公式サイトに記載されています。見あたらない場合は、お問い合わせで確認するとよいでしょう。

口コミ評価が高いか

実績とあわせて口コミも確認しておく必要があります。公式サイトに掲載されている情報だけでは、実際に利用した方がどのように評価しているかわからないためです。実績豊富で評価がそれほど高くない業者も存在します。口コミを確認するときに意識したいポイントは以下の通りです。

【意識したいポイント】

  • 公式サイト以外(SNSやGoogleマップなど)の口コミを確認する
  • 複数の口コミから業者の特徴を把握する
  • 口コミを過度に信用しない

口コミは、あるユーザーの意見や感想です。評価の基準は統一されていないため、特定の口コミを過度に信用することはおすすめできません。全体の意見から、業者の特徴を把握することが大切です。たとえば、複数の口コミに「親切」と記載されていれば、丁寧な対応を期待できるでしょう。

依頼を避けるべき取り付け業者の特徴

取り付け業者の中には、悪質な業者も存在します。ここからは、依頼を避けるべき業者の特徴を紹介します。

価格が安すぎる

相場より見積金額が大幅に安い業者には注意が必要です。以下のトラブルなどが考えられます。

【トラブルの例】

  • 工事後に高額な追加費用を請求される
  • 工事の品質が低いため故障や不具合が発生する

見積書に費用の内訳が記載されていない場合は、特にリスクが高いといえるでしょう。工事費用の相場は、複数の業者から見積もりをとるとわかります。

強引なセールスを行っている

強引に売り込んでくる業者にも気をつける必要があります。契約後のトラブルが予想されるためです。たとえば、聞いていなかった費用が紛れている、約束したサービスが付いていないなどが考えられます。強引なセールスの例は次の通りです。

【強引なセールスの例】

  • 突然の訪問で冷静に考える時間を与えない
  • トラブルを強調して不安をあおる
  • その場で契約させようとする
  • メーカーから来たなど身分をごまかす

具体的なセールスの方法はケースで異なりますが、少しでも疑問を感じた場合は冷静に考える時間を設けましょう。

公的な許可がない

工事に必要な許可や資格を取得していない業者も、依頼を避けるべき業者として挙げられます。たとえば、フロン類を回収する場合は、都道府県知事の登録を受ける必要があります。また、工事の内容によっては、第二種電気工事士や第一種電気工事士などの資格も必要です。公的な許可を受けずに工事を行うと、さまざまなトラブルが起こり得ます。依頼者にも影響が及ぶことがあるため、見積金額が安かったとしても、このような業者へ依頼することはおすすめできません。

口コミ評判が悪い

口コミが悪い業者も、依頼を避けるほうがよいでしょう。サービス品質に疑問があると評価できるためです。ただし、口コミ数が少ないと、評価の精度は下がります。できるだけ多くの口コミを参考にすることが大切です。

業務用エアコンの取り付け業者は慎重に選びましょう

本記事では、業務用エアコンにおける取り付け業者の選び方を解説しました。業務用エアコンの取り付け業者を選ぶ際は、対応範囲、見積内容、資格保有、アフターサポート、施工実績などを確認すると安心です。価格だけで判断するのではなく、信頼できる業者を選択することが重要です。経験豊富な専門業者に相談し、適切な環境で運用できるよう準備を進めましょう。

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この記事の監修者

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柴田 大樹 Daiki Shibata

株式会社 環境デザイン

取締役支店長

物販、飲食、事務所など商業施設をメインに20年以上空調設備工事に携わらせていただきました。
近年の猛暑の影響もあり、インフラとしての重要性が益々高まってきております。
これまで培ってきたスキルと経験を元に、空調設備工事をより迅速により正確に行いたいと考えております。

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