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業務用エアコンの故障のサインは?故障の原因と対処法も解説

「冷暖房の効きが悪い」「エアコンから変な音がする」といった異変に気づき、不安な企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。
こうした違和感を放置し、業務用エアコンが動かなくなると修理に多くの費用がかかるだけでなく業務にも支障をきたします。

そこで本記事では業務用エアコンの故障が疑われるサインを紹介のうえ、その原因を解説します。
快適な室内環境を守り、スムーズな業務運営を図るためにぜひ最後までご覧ください。

業務用エアコンの故障のサイン

それではさっそく、業務用エアコンが故障する前にみられるサインを見ていきましょう。
以下の5つの違和感を覚えた場合には、後述する対処法を参考に適切にご対応ください。

【業務用エアコンの故障のサイン】

  • 冷暖房が効きにくい
  • 異音や異臭がする
  • 室内機の水漏れが発生している
  • 頻繁に漏電ブレーカーが落ちる
  • 電源が入らない

冷暖房が効きにくい

以前と比べて、冷暖房が弱くなっているように感じたら、故障のサインかもしれません。

具体的な症状としては、設定温度や運転モードに問題がないにもかかわらず、適温になるまでに時間がかかる、あるいは室温に変化がみられないといった状態が挙げられます。

こうした場合に考えられる大きな原因はエアコン内部の汚れであるため、まずは、エアコン内部を掃除しましょう。
綺麗にしてもなお改善がない場合は、サーモスタットや熱交換器の故障が疑われます。

異音や異臭がする

業務用エアコンから普段とは異なる音やニオイが発生している場合、故障の前兆であるケースも少なくありません。

たとえば、「カタカタ」「ガタガタ」「ブォーン」といった聞き慣れない運転音が聞こえる場合は、室外機のコンプレッサーや室内機の送風ファンが破損している可能性があります。

また、エアコンから湿った雑巾のようなニオイがするのも、見逃せないサインです。
不快なニオイが発生するのは、フィルターに付着したカビやホコリが原因であると考えられます。
放置するとモーターに負担がかかるだけでなく、結露水がうまく排出されず部品の腐食を招き、最悪の場合、電気系統のショートを引き起こす原因にもなります。

関連記事:業務用エアコンが臭い!原因と対処法・予防策を解説

室内機の水漏れが発生している

業務用エアコンの使用中に、室内機の下部や吹き出し口から水が垂れてきたら、それは不具合のサインです。

通常、冷房時に発生する水分はエアコン内部で適切に処理され、屋外へ排出される仕組みになっています。
そのため水が室内に漏れてくるのは、正常な状態とはいえません。
エアコン内部が汚れていて排水機能が低下しているか、あるいはコンプレッサーが故障している可能性が考えられます。

水漏れの量が少ない場合でも、すでにエアコンの性能に影響が及んでいる可能性があるため、水漏れに気づいたら早めに点検や修理を依頼しましょう。

頻繁に漏電ブレーカーが落ちる

業務用エアコンの故障が疑われるサインとして、漏電ブレーカーが頻繁に落ちることも挙げられます。

電気系統の異常は、エアコン内部の漏電やショートが原因で発生している可能性があり、放置すると火災に発展するリスクも考えられます。
ただちに使用を中止し、専門業者に点検を依頼してください。

電源が入らない

業務用エアコンの電源が入らないことも、故障を示すサインの一つといえます。

リモコン操作で電源が入らない場合は、まず“リモコンの電池が切れていないか”“ブレーカーが落ちていないか”を確認しましょう。

リモコンやブレーカーが正常に機能している場合、エアコンの機種によっては、暖房の運転中に“霜取り運転”が行われている可能性があることも覚えておきたいところです。
霜取り運転は熱交換器の霜を取り除くもので、そのあいだは暖房が一時的に停止するため、エアコンが動いていないように感じられます。

これらに問題がないにもかかわらず、電源が入らないのであれば、経年劣化による故障やエアコン内部の汚れによる故障、また室外機のモーターの破損などが考えられます。

業務用エアコンの故障の原因

業務用エアコンは、さまざまな原因で故障する可能性があります。
ここからは、業務用エアコンが故障する主な原因を解説します。

【業務用エアコンの故障の原因】

  • 原因①室外機の周りに物を置いている
  • 原因②室内機のフィルターが詰まっている
  • 原因③定期メンテナンスを実施していない
  • 原因④経年劣化により故障している

原因①室外機の周りに物を置いている

室外機の周りに物を置いていることが原因で、業務用エアコンの故障を招く可能性が高まります。

室外機は、室内で取り除いた熱を屋外に放出する役割を持っており、周囲の環境がエアコン全体の性能に影響を及ぼすことがあります。
たとえば、室外機の周りに荷物を置いたり、カバーをかけたりしていたとしましょう。
これにより空気の通り道を塞がると、放熱が阻害され、モーターやコンプレッサーといった部品に過剰な負荷がかかり、故障につながってしまうのです。

原因②室内機のフィルターが詰まっている

業務用エアコンが故障する原因の一つに、室内機のフィルターに汚れやホコリが溜まっていることも挙げられます。

フィルターに異物が付着していると、空気の流れが妨げられ、冷暖房の効きが悪くなります。
また、掃除をせずに長期間放置すると熱交換器にまで汚れが達し、エアコンが異常な音や振動を発するだけでなく、その機能自体が故障するおそれがあるでしょう。
ほかにも、フィルターの目詰まりが原因で風の通りが悪くなり、ファンが無理に空気を吸い込もうとして、モーターの故障につながることもあります。

原因③定期メンテナンスを実施していない

定期的なメンテナンスを怠ると、業務用エアコンが故障するリスクが高まります。

前述の通りエアコンは、室外機の周辺に荷物を置いていたり、フィルターに汚れが溜まっていたりすることで、本体への負担が増し、正常な運転が妨げられる場合があります。

メンテナンスを実施せずに、こうした状態で稼働しつづけると劣化の進行が早まり、結果として本体の故障につながってしまうのです。

原因④経年劣化により故障している

長期間の使用による劣化も、業務用エアコンが故障する原因の一つです。

電化製品は、どれだけ丁寧に使用していても、経年劣化による性能の低下は避けられないものです。
業務用エアコンにおいては、一般的に10~15年程度が耐用年数とされているので、この期間を使用できる目安として念頭に置いておきましょう。
ただし、設置環境や使用状況によって劣化のスピードは異なるため、油や粉じんが多い工場や飲食店などでは、より早く性能が低下する可能性もあります。

業務用エアコンの故障を未然に防ぐ方法

業務用エアコンは、日々の点検や使い方次第で故障を防ぐことができます。
トラブルを未然に防ぐための、基本的なポイントを紹介します。

方法①室外機の周辺を掃除する

室外機の排気効率を保つためには、吹き出し口を塞がないことが重要です。

室外機の周りに荷物を置かないのはもちろん、日よけ目的で、すだれやカバーを使いたい場合でも、風通しを妨げない位置に設置することがポイントです。
業務用エアコンの性能を維持するためにも、室外機周りは常に風の通り道を確保し、定期的にごみやホコリが溜まっていないか確認しましょう。

方法②室内機のフィルターを掃除する

業務用エアコンの故障を防ぐには、室外機のフィルターの定期的な掃除も欠かせません。
最低でも月に1回は、以下の手順でフィルターを掃除することをおすすめします。

【フィルターの掃除の流れ】

  1. エアコンの電源プラグを抜く
  2. エアコン本体からフィルターを取り外す
  3. 掃除機を使ってフィルターに付着したごみやホコリを取り除く
  4. ブラシに中性洗剤をつけて優しく洗う
  5. しっかり乾かしてから元通りにセットする

定期的なフィルターの掃除は、故障の予防だけでなく、エアコンの性能維持や電気代の節約にもつながります。
使用環境によっては清掃頻度の見直しも検討し、エアコンを清潔に保ちつづけましょう。

業務用エアコンの故障が疑われる際の対処法

突然、業務用エアコンが動かなくなった場合でも、すぐに故障と決めつけず、落ち着いて対処することが大切です。
まずは、ご自身で対応できる以下の事項をチェックしましょう。

対処法①リモコンやブレーカーの状態を確認する

業務用エアコンの故障が疑われるときは、リモコンやブレーカーの状態も確認してみてください。

「エアコンの調子が悪いな……」と感じると、本体の故障を疑いたくなるところですが、まず確認すべきなのは、リモコンの状態や設定です。
実際に、エアコンの電源が入らないという状態においては、リモコンの電池切れが原因となっているケースも少なくありません。
また、冷暖房の効きが悪い場合は、以下のポイントを参考に、リモコンの設定もご確認ください。

【リモコンのチェックポイント】

  • 運転モードは任意のものに設定されているか
  • 設定温度が適切か
  • 風量設定が“弱”になっていないか
  • 風向きの設定は適切か

「リモコンに問題はないみたいだけど、エアコンが動かない……」という場合は、ブレーカーが落ちていただけの可能性も考えられます。
特に業務用エアコンの場合、ブレーカーが配電盤とは別の場所に設置されていることがあるため、事前に位置を把握し、緊急時にすぐに操作できるよう備えておきましょう。

こうした基本的な確認だけでも、簡単に使用できるようになることはあるため、故障と判断する前に一度確かめておくと安心です。

対処法②エラーコードを確認する

業務用エアコンに不具合が発生した際、リモコンや操作パネルにエラーコードが表示される場合があります。
このコードによって、故障の原因がある程度判断できる可能性もあるので、表示の有無を確認しておくことが重要です。

エラーの詳細は、取扱説明書やメーカーの公式サイトで確認できます。

故障したエアコンは修理すべき?それとも買い替えるべき?

故障した業務用エアコンが、使用開始から約10年経過しているようであれば、修理よりも買い替えたほうがよいでしょう。

それは、業務用エアコンの法定耐用年数が13年または15年と定められている一方で、多くのエアコンメーカーが設けている修理用部品の供給期間が約10年であるためです。
この期間を過ぎると、たとえ有料であったとしても修理対応が難しくなるため、買い替えを検討すべきといえます。

最新機種に買い替えるメリット

業務用エアコンを最新機種に買い替えることで、高い省エネ性能による電力コストの削減が期待できます。

近年販売されている業務用エアコンは、技術の進化により、エネルギー効率が大幅に改善されており、従来の機種と比べて少ない電力で同等の冷暖房効果を得られます。

長く使いつづけたエアコンは、経年による部品の劣化や内部の汚れが原因で、本来の性能を発揮できず余分な電力を消費してしまうケースもあるでしょう。
最新機種に買い替えれば、電気代の負担を抑えられるだけでなく、快適性の向上や環境への配慮など、幅広い利点が得られる可能性もあります。

故障したエアコンの交換ならエアコン卸センターへ

業務用エアコンの不調が修理だけでは解決できない場合や、修理用部品の供給期間が終了してしまった場合は、エアコン卸センターへぜひご相談ください。
弊社でご購入いただいたエアコンであれば、万が一故障した場合でも、スピーディーに交換対応いたします。

ほかにも、業務用エアコンの機器選定から現場調査、手配、設置工事まで一貫したサポートも行っております。

業務用エアコンの故障のサインは、冷暖房効率の低下や異音・異臭の発生

今回は、業務用エアコンの故障のサインや主な原因を解説しました。

業務用エアコンの故障の兆候としては、冷暖房が効きにくくなる、あるいは異音や異臭が発生するといった症状が挙げられます。
これらの原因としては、室外機の吹き出し口が塞がれていることや、室内機のフィルターに汚れが溜まっていることなどが考えられます。
さらなるトラブルへと発展させないためにも、点検や掃除など、適切な対処を行いましょう。

「対処法を試しても改善しない」「10年以上使用しているから買い替えどきかも」という場合は、エアコン卸センターにご相談ください。
機器の選定から施工、アフターサービスまで、安心・安全・丁寧なサポートをお約束いたします。

■エアコン卸センターのチラシはこちら

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この記事の監修者

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柴田 大樹 Daiki Shibata

株式会社 環境デザイン

取締役支店長

物販、飲食、事務所など商業施設をメインに20年以上空調設備工事に携わらせていただきました。
近年の猛暑の影響もあり、インフラとしての重要性が益々高まってきております。
これまで培ってきたスキルと経験を元に、空調設備工事をより迅速により正確に行いたいと考えております。

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